TOP [雑誌]精神医療 「精神医療」95号 特集=PSWの終焉─精神保健福祉士の現在

「精神医療」95号 特集=PSWの終焉─精神保健福祉士の現在

  • 責任編集=古屋龍太+西澤利明+大塚淳子/「精神医療」編集委員会編
  • 価格 1700+税円
  • 判型:B5判、144ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0700-4
  • 初版発行年月 2019年7月10日
  • 発売日 2019年7月12日

内容紹介文

■現在、従来の英文名称のPSW(Psychiatric Social Worker精神医学ソーシャル・ワーカー)を「MHSW(Mental Health Social Workerメンタルヘルス・ソーシャルワーカー)」に改める提案がなされており、全国で議論が始まっている。
■PSWは世界に類を見ない精神科病院体制を温存しつつ変革する専門職としてだけでなく、この国のメンタルヘルス戦略や「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の主要な担い手として、期待されてきた。
■一方で「精神保健福祉士」として国家資格化されて以降、PSWは様々な場で制度に位置づけられてきた。PSWは病院でも地域でも制度事務の執行者になりつつあり、所属機関の役割や機能を忠実に成し遂げることを求められている。PSWが大切にしてきたはずの「個別性」や「自己決定」「生活者の視点」等の理念が効率主義に覆われつつある。PSWの業務によって、当事者に対する緩やかな専門職支配が進行しており、誰にとっての、誰に向き合う専門職なのかが問われている。
■時代の改革者として「精神障害者の社会的復権をめざす専門職」を名乗った「PSW」は無くなろうとしている。PSW〈終焉〉の時期を迎えるにあたり、PSW誕生から現在にいたるまでを総括・評価し、時代の行く末を展望する。

*本号収録の樋澤吉彦先生のご論稿の再校ゲラの段階で小社編集部による校閲上の錯誤があり、樋澤先生には多大なご迷惑をおかけいたしました。ここに編集委員会の謝罪文を掲載いたします。なお、同文は96号の巻末に収録されています。

2019年7月
名古屋市立大学
樋  澤   吉  彦    先生

東京都立川市錦町3?1?33
にしの木クリニック内
「精神医療」編集委員会 
委員長  高岡 健

このたびの経過について、深くお詫び申し上げます。
当編集委員会より依頼させていただき、ご執筆いただいた御玉稿に、無断で改変をし、それを掲載するという、あるまじき行動でした。
92号においてご芳名を誤るというミスがあり、確認を徹底することをお約束したにもかかわらず、このようなこととなり、申し開きの言葉もございません。
御玉稿に改変を加えたのは批評社のスタッフでしたが、校正作業を当委員会もともに行っており、また出版を同社に依頼しているのは当委員会ですので、当委員会も同等の責を負っているものと考えます。出版・編集に携わる人間としては到底許されないことであり、ご指摘のとおり「プロ」の仕事とは言えないものです。具体的かつ確実な再発予防策がないかぎりは、「精神医療」誌の刊行継続を断念すべきとのご指摘は当然です。
当方としてもこの事態を重くとらえ、検討を行っていきます。但し、小誌はそれなりの歴史を持ち、当委員会のみのものではなく、多くはありませんが継続して下さっている読者もおられます。また、これは本当に当方の都合ということになってしまうのですが、来る100号までは一部の原稿依頼を行ってしまっており、少なくともそこまでは刊行を継続せざるを得ない状況にあります。当委員会としては、これまで以上の確認をしつつ、100号までは刊行を続け、並行して検討作業を行い、具体的かつ確実な再発予防策が構築できないかぎりは、廃刊とすることも視野に入れて協議していこうと考えています。
重ねて、本当に申し訳ありませんでした。

なお、95号の御玉稿については、正しく印刷したものを別刷の形で製作し、定期購読者および御連絡をいただいた読者にお送りして、差し替えていただく処置をとる所存です。もちろん、この別刷は、樋澤先生にもお届けいたします。

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