• 加藤智大著
  • 価格 1700+税円
  • 判型:46判、192ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0591-8
  • 初版発行年月 2014年1月10日
  • 発売日 2014年1月15日

内容紹介文

秋葉原無差別殺傷事件から5年半――
時間の経過と環境の変化が私を変えたのです。

私は異常なモンスターではありません。私は異常な環境に適応した、正常な人間なのです。......「だから事件を起こすのは仕方ない」のではありません。そうではなく、事件を起こす前にこのような自己と向き合って、自分という人間がどのような人間で、自分をどのようにコントロールするべきなのか、自分を理解していなかったことが問題なのです。[本文より]

私は、ただヒトを殺傷したのではなく、個性ある個人を殺傷したのだと強く意識するようになり、申し訳ない思いでいっぱいになりました。知れば知るほど、胸が痛みます。......はじめて、無念という感情を知りました。私に「夢」を奪われた被害者の方々は、私以上に無念であったことを理解し、とても申し訳なく思いました。涙が、止まりませんでした。
一方、ご遺族や被害者の方の怒りが私ではなく架空の犯人像に向けられているのを、とても悲しく思いました。......ご遺族や被害者の方が私でないものに怒りを向けているその救いのなさが、とてつもなく悲しいのでした。[本文より]

殺人犯となったことで、私は一生の宿題を得ました。殺人犯だからこそ、殺人事件とは何なのかがわかります。......現在の私は、やっぱり生きたいわけでも死にたいわけでも、生きていたくないわけでも死にたいわけでもなく、しかし、どうでもいいわけではなくなり、言葉を慎重に選ぶと、「生かされている間は精一杯生きよう」という心境です。[epilogueより]

目次

東拘永夜抄

おことわり

(prologue)

Stage-1
気楽に派遣労働をする

Stage-2
半端にオタク的な遊びをする

Stage-3
大問題が発生する

Stage-4
不安定状態に安定する

Stage-5
3歩進んで2歩下がる

Stage-6
そして事件に至る

Extra Stage
曲解―捏造スパイラルに陥る

(epilogue)

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