TOP [雑誌]精神医療 精神医療70号 「働くこと」への支援─就労支援の現在 

精神医療70号 「働くこと」への支援─就労支援の現在 

  • 責任編集=古屋龍太+太田順一郎
  • 価格 1785円
  • 判型:B5判、136ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0577-2
  • 初版発行年月 2013年4月10日
  • 発売日 2013年4月12日

内容紹介文

精神障害者が働くことをとおしてリカバリーしていく方法として、近年脚光を浴びているのがIPS(Individual Placement and Support)と言われる就労支援モデルである。アメリカで開発されたが、ヨーロッパ、アジア、日本においてもその有効性が報告されている。かつての精神病院においては、作業療法と称して患者の個性や意思を無視して単純反復軽作業を担わされていたが、治療効果よりも病院運営の末端労働者として使われていた側面が強い。また、患者が街で働くには、高いハードルを超えなければならなかったが、ACTやアウトリーチなどの普及によって、働きたければいつでもどこでも本人に寄り添ってストレングス(相談支援)や就労支援をしてくれる。働くことによって治療効果もあがり、病院医療から地域医療への道をさまざまな困難を伴った実践例をとおして検証する。

目次

no.70
特集=「働くこと」への支援
――就労支援の現在

巻頭言○精神疾患を有する方が「働く」ということ
――「社会復帰」と「職業リハビリテーション」と「就労支援」……古屋龍太

座談会○働くことへの支援
――IPSの視点と可能性
中原さとみ+飯野雄治+波床将材+[司会]太田順一郎+古屋龍太

安心して働くための環境づくりさんさん
大塚ゆかり

治療としてのIPS
中原さとみ

ルーツから理解するIPS
飯野雄治

働くを「支援する」ということ
肥田裕久

同僚と支援について対話する
中谷真樹+小川瑛子

多様性を尊重し多様な働き方を応援する
――日本の労働環境と精神障がい者就労支援の未来を考える
高橋由佳

働くことへの支援
――JHC板橋会の取り組み
下園美佳+有野静香

働くことへの支援
――やおき福祉会の取り組み
柳瀬敏夫+清水 望

コラム+連載+書評
視点―32○重層的なセーフティネット構築への要請
大塚淳子

連載○〈互酬性・アニミズム・シャーマニズム・トーテミズム〉―5
人類の共同性のルーツ 3) 「神の死」からスピリチュアリティへ
森山公夫

コラム○被災者支援とこころの復興について
――東日本大震災後の精神保健福祉士の体験記
大橋雅啓

連載○引き抜きにくい釘―37
神経症の系譜[7]
塚本千秋

書評○『解離する生命』
野間俊一著[みすず書房刊]
岡野憲一郎

紹介○『統合失調症体験事典』
竜人著[ラグーナ出版刊]
小林絵理子

書評○『解』
加藤智大著[批評社刊]
木村一優

編集後記
太田順一郎

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