• 加藤 智大著
  • 価格 1785円
  • 判型:四六判判、176ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0559-8
  • ISBN 4-8265-0559-0
  • 初版発行年月 2012年7月10日
  • 発売日 2012年7月15日
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内容紹介文

私はどうして自分が事件を起こすことになったのか理解しましたし、どうするべきだったのかにも気づきました。それを書き残しておくことで、似たような事件を未然に防ぐことになるものと信じています。

一方で、事件を起こした私がこのように本を書くことは、......ご遺族や被害者の方の心情を考えると、書くのをためらわれる事実もあり、私もかなり悩みました。それでも、全てを明らかにするのでなければ本を書くことに意味は無いのであり、また、私がこうして書いたものが誰かの命を救うことになったら、わずかでも償いができるのではないかと考え、書くことにしました。

2008年6月8日、私は東京・秋葉原で17名の方を殺傷しました。直接被害にあわせた方やご遺族をはじめ、その関係者の皆様には本当に申し訳なく思っています。その刑事責任は逃れられるものではないと考えますし、逃れるつもりもありません。

 あの日、私が何をしたのかを一言でまとめるなら、大事件を利用して成りすましらを心理的に攻撃した、となります。ですから私は、成りすましらを精神的に傷つけた犯人、ということになるのですが、同時に、その手段で、秋葉原で17名を殺傷した犯人であることは、いうまでもありません。この本は、前者の立場の私がすべてを明らかにしようと書いたものでした。[本文より]

目次

はじめに
第1章 掲示板と私の生活
掲示板を始める/埼玉での生活/茨城での生活/自殺(1)/青森の実家での生活/自殺(2)/自殺(3)/静岡での生活/事件に至るまで
第2章 何に対して怒っていたのか/成りすまし/荒らし/管理人/思い浮かんだ事件
第3章 事件に転落していくものの考え方/人のせい/痛みを与えて改心させる/どうして怒っているのか言わない/相談しない/タテマエとホンネ/相手からの攻撃、という思いこみ
第4章 思い止まるということ/ツナギ事件/「止めてほしい」/条件
第5章 秋葉原無差別殺傷事件/突入/刺突/逮捕、その後
第6章 誤った手段を使ってしまう性格/懲役より死刑を選ぶ/他人/「してはいけない」だけでは止まれない/手段を選ばない/「してはいけない」意識と無意識
第7章 報道との矛楯について
第8章 掲示板への書き込みの真意/掲示板とは/不細工キャラの固定化/「不細工キャラ」が怒る/警告を始め、事件に至る
第9章 一線を超えないために/対策とは/私はどうしてくるべきだったのか/現在、私はどうしているのか/反省の考え方についての補足
おわりに

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