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福島原発行動隊

  • 山田恭暉
  • 価格 1680円
  • 判型:四六判、224ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0553-6
  • 初版発行年月 2011年1月25日
  • 発売日 2011年1月25日

内容紹介文

被曝することが不可避となる福島第一原発事故収束作業。
「若者の被曝を可能な限り減少させる」ことをめざして、「福島原発行動隊」が誕生した。そこで「60歳以上の退役者が事故収束作業に加わろう」という呼びかけが行われている。
2011年末時点で作業に携わるための行動隊志願者651人、支援者(賛助会員)1576人を数える。
本書はその志願者、支援者がどのような考えで行動隊に参加したかという手記をまとめ、福島第一原発事故を前にして、今この国を再生させるために、一人ひとりの行動が必要となることを訴えるものである。

目次

まえがき 福島原発行動隊とは(福島原発行動隊 書籍編集委員会)
●福島原発行動隊に寄せて
さわやかな志と凜とした情熱のもとで(山折哲雄)
老人の頭脳と技術こそが生き返る日本の誇り(高橋三千綱)
私と福島原発行動隊との出会い(牧山ひろえ)
●山田恭暉インタビュー (インタビュアー まさのあつこ)
福島原発行動隊のめざすもの 一人から一人への決起、そして国家的プロジェクトへの道のり
呼びかけ当初の経過/「六〇歳以上の退役者による作業」の意味/現場でいま行われているのは応急処置/これから必要になる本格的な設備や汚染処理/日本の原発全体の問題/これまでの原発技術とは違う新しい技術が必要になる/事故収束以外には、意見の一致を求めないという方針/自己犠牲、サムライ精神など、思想的な問題/作業環境をオープンにしていく役割/東電、政府などに言いたいこと
●事故収束をめざして
気の遠くなるような長期の作業に向けて(高山和彦)
食事も喉を通らず、もんもんとした日々を経て(折井祥一)
現場を知る者として役立ちたい(所信行)
“想定外”だからこそ、数々の修羅場を経てきたわれわれの力を(浦久保喜久)
シニアによる長期にわたる努力こそ(犬賀大好)
国家事業として速やかに進める必要がある(井澤實榮)
年寄りは今こそ行動すべき(加藤朗)
未来への負債を減らすために(渡辺正彦)
年寄りこそ力を発揮するとき(山岸和夫)
この世に生を受けた者の務めとして(藤本征男)
第一線労働者の被曝防止、管理体制の強化を(横山滋)
「福島第一原発事件」に遭遇して(杉山隆保)
言いたいことは多々あるが、とにかく早期の収束を(松田岩夫)
何十年続く作業要員の一人として(山本隆久)
私たちの世代の責任として(鈴木尚雲)
命を繋ぐ(水橋文雄)
事故収束の意識をもつ人々の結集(三上治)
一日でも早く終結宣言が出されることを願って(鈴木慎一)
二一世紀究極の人災なり(及川賢二)
お互いに聞く耳をもたない不毛の対立(笠原嘉幸)
日本の「始めか終わりか」(森哲雄)
地球的、宇宙的見地からの対応を(中力功)
炭鉱労働にたずさわった経験をもとに(高嵜大助)
被曝量の分かち合い(竹内純一郎)
●私にとっての行動隊
自分に対する言い訳(鈴木章与)
本当に原子力は手に負えないのか、向き合わねばならない(對馬均)
安定、廃炉に向けた総動員体制が必要(満田正)
ワン・マンズ・ハンド(因俊郎)
福島原発行動隊の重要な任務の一面とは(田河内康輔)
“未来の人”に支えられている我々がなすべきこと(人見達雄)
自分の現場でがんばることこそが支援につながる(楠本政彦)
広島原爆の何万発分もの放射能を封じ込めるために(黒川知明)
「空白の二〇年」の反省から(中村順)
結果的に加担した罪滅ぼしとして(高多亨)
すべてが見えない作業現場、そんな体制の転換を(秋山孝二)
生き物の敵をできるだけ早く封じ込めたい(とみ新蔵)
●行動隊への期待を担って
原発事故の当事者として、そして一五年後の行動隊員として(時田恵一郎)
被災と日常との異様な世界(木村將)
私も「志願兵」!(三好信子)
未来への種を蒔くオヤジたちオバサンたち(鳥羽美和子)
はた迷惑な福島原発行動隊(北原慶昭)
さまざまな議論の中でも動ずることなく(黒岩秩子)
忸怩たる思いの中で(長塚誠)
自分の娘の覚悟、そしてこれ以上の被ばく者を増やさないために(細見圭)
リスクを他に押しつけていたことへの責任をとりたい(八木優美子)
事故後に学んだことの数々(古屋宏子)
真に民主国家としての責任が取れるのか 災い転じて福となすために(河野敬雄)
未来への祈り〜メッセージうちわプロジェクト〜(原伸介)
“未来”を守るために(相馬聡太郎)
日本の未来に明るい光がさしたような(清水喜美子)
●資料編
行動隊の軌跡/発足時の呼びかけ文/改訂呼びかけ文/行動隊の基本的な立場/政府・東電への提案書/行動隊員のプロフィール/行動隊員・賛助会員応募と寄附金(カンパ)の推移
あとがき

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