TOP 花園大学人権論集 変容する他者と潜在化する社会病理

変容する他者と潜在化する社会病理

  • 花園大学人権教育研究センター
  • 価格 1890円
  • 判型:四六判、188ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0540-6
  • ISBN 4-8265-0540-X
  • 初版発行年月 2011年3月
  • 発売日 2011年3月20日
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内容紹介文

花園大学の人権教育・研究理念に基いた、差別や人権、就職、自殺問題に取り組む人びとの発言集。

目次

はしがき
これから仕事をするキミたちのために――労働法入門(浅井健)
はじめに/司法書士とは/契約とは/ハンコを押す意味/法律は、知っておいたら損はしない/着替えの時間、休憩時間/派遣の話/解雇/就職できなかったら? セーフティーネットの話/生活保護同行の話
「心といのちを考える会」について (袴田俊英)
はじめに/「心といのちを考える会」について/農村共同体の崩壊と「孤立」/近代化と「孤立」/経済活動と人権/「苦」の意味と「生きる力」
日本の介護を〈笑い〉で変える(袖山卓也)
はじめに/介護福祉士とは/SODEYAMA式介護/ある少女との出会い/介護とは?/福祉とは?/介護福祉の幅を狭めない/ゲートボール/先を見据えて/介護の専門性/「もったいない」
情緒的布教とその功罪――御詠歌の歌詞と意味(中尾良信)
曹洞宗の梅花流詠讃歌/見直しの視点/自業自得と英霊/水子地蔵御和讃/水子供養の背景/禁止措置への反応と社会通念
現代の男性問題と女性問題――人生は男と女(安田三江子)
花園大学から始める/人生は「男と女」/「赤毛のアン」シリーズから/「暴君」は愛される?/「わしらは不思議なふうにつくられている」/「設計情報転写説」で考える/人間のあり方――マズローの欲求五段階説とX理論には疑問?/学生の雑談からY理論を考える/喜びの源泉……「他己実現」/くらしの中に転写される「他己実現」??性別役割分業の一側面/女性の職業継続志向は増加している!/専業主婦志向が増加してきた!/いわれているより、女性職業継続志向は増加していない/性別役割分業は根強くても、女性は虐げられているとはいえない/「『ただいま』と帰ればいつも母がいて、おやつが待っていた私の昭和」(田中節子)/「緋牡丹のがばりと散りて娘は嫁がず」(荻原幹子)/深刻な男性問題??自殺者は男性に多い/ホームレスもひきこもりも圧倒的に男性が多い/中高年男性の場合、一般事務での採用はむずかしい/深刻な女性問題――DV被害者、痴漢被害者、摂食障害は女性で圧倒的に多い/「美人は得ではない」というと、学生は反論する/「一皮むける」経験は女性はやはり貧困である/「男は男らしく、女は女らしく」は人権問題に発展することも/とはいえ、「性役割を果たせない」ことから生じる問題もある/京都のこと??分業が「超企業」で展開をしていく/サービス業も奥が深い……京都花街……/京都の女性問題/みんなちがって、みんないい/もっと、ユニバーサルに……最後は花園大学で……
施設、里親、ファミリーホーム(津崎哲郎)
少子化に反比例して増加し続ける社会的養護を必要とする子ども/児童養護施設が抱える課題/里親の拡充を目指した制度改正/親子分離によるトラウマと回復の道筋/第三の養育制度としてのファミリーホームの創設
貧困大国・日本と生活保護の役割(吉永純)
貧困の現状/貧困の量と特徴〜相対的貧困率にみる「貧困大国・日本」/社会保障の状況〜生活保護は最初で最後のセーフティネット/生活保護の役割〜生活保護からの「漏れ」の多さ/最後に〜ではどうしたらよいか

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