TOP 現代史を読む 満州開拓民悲史

満州開拓民悲史

  • 高橋健男
  • 価格 3150円
  • 判型:四六判、370ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0486-7
  • ISBN 4-8265-0486-1
  • 初版発行年月 2008年07月
  • 発売日 2008年07月19日
書籍の購入
セブン&アイ ビーケーワン 紀伊国屋BookWeb

内容紹介文

1938年(昭和13年)から日本の国策として中国の満州開拓へ多くの国民が「移民」した。莫大な戦費調達のために国内経済は疲弊し、日本では生活できないから満州へ行けば生活できると喧伝され、国家政策として多くの「移民」が海を渡った。
1945年(昭和20年)8月、日本の敗戦時に大陸には27万もの人びとが残されていた。再び日本の土を踏むことに望みを抱きながら数々の苦難に阻まれた彼らの悲劇の歴史は、中国残留孤児が未だに日本への帰還も叶わず、厳として存在していることに象徴されている。

目次

はじめに
序章 ?満州開拓民二七万人の運命
1 ?過去を呼び起こす二つの“和解”/2 ?満蒙開拓団の送出と約八万人の殉難/3 ?事件別開拓団死亡者数一覧
第1章 ?方正へ、哈爾濱へ―開拓団の避難
1 ?方正へ、ハルビンへ/2 ?避難経路と避難民の難民化/3 ?方正の避難民
第2章 ?方正にたどりついた開拓団
1 ?方正に集結した開拓団/2 ?公心集読書村開拓団(長野県)/3 ?大八浪泰阜村開拓団(長野県) /4 ?柞木台開拓団と日高見開拓団/5 ?小八浪中川村開拓団(埼玉県)/6 ?避難民収容所での生活 
第3章 ?土塊の中の白骨と中国唯一の「日本人公墓」
1 ?野ざらしの遺骨の発見/2 ?「墓碑は人民政府の手で」/3 ?昭和二〇年冬と昭和二一年春/4 ?方正友好交流の会/5 ?日本からの墓参団/6 ?「中国養父母公墓」と「中国養父母に感謝の碑」
第4章 ?麻山事件と「麻山地区日本人公墓」 
1 ?哈達河開拓団/2 ?参議院在外同胞引揚特別委員会への提訴/3 ?逃避行の果てに/4 ?麻山谷の湿地帯に累々たる屍が/5 ?長野県下伊那郡阿智村・長岳寺の「哈達河地蔵」/6 ?方正に「麻山地区日本人公墓」建立/7 ?もうひとつの遺骨収納と園林環境整備など
第5章 ?佐渡開拓団跡事件と新潟県送出開拓団
1 ?佐渡開拓団と佐渡開拓団跡/2 ?佐渡開拓団跡での惨事/3 ?新潟・清和開拓団と宝清事件、佐渡開拓団跡事件
第6章 ?長野県送出開拓団の受難
1 ?斬り込み、その後自決した開拓団(高社郷開拓団) /2 ?屍の下で(更級郷、埴科郷開拓団) /3 ?渡満とはなんだったのか(黒台信濃村、長野村、信濃報国農場)/4 ?丘の上から火煙を望む(阿智郷開拓団)/5 ?七人の遺髪を胸に(南信濃郷開拓団)
第7章 ?碑が、土塊が、語りかける
1 ?東京多摩市聖蹟桜ヶ丘の拓魂碑/2 ?長野市善光寺雲上殿の拓魂碑/3 ?新潟県護国神社の殉難者慰霊碑/4 ?東京・浅草寺の「まんしゅう地蔵」/5 ?東京・西多摩霊園の「中国帰国者之墓」/6 ?道北に新潟県送出開拓団の慰霊碑が
第8章 ?満州からの引揚げ、六〇年前と六〇年後
1 ?引揚港・葫蘆島/2 ?引揚六〇周年記念の集い
第9章 ?引揚港、佐世保・博多・舞鶴で
1 ?引揚港・佐世保/2 ?引揚港・博多/3 ?引揚港・舞鶴
終章 ?いま後世に語り継ぐこと

関連書籍