• 花園大学人権教育研究
  • 価格 1890円
  • 判型:四六判、280ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0463-8
  • ISBN 4-8265-0463-2
  • 初版発行年月 2007年03月
  • 発売日 2007年03月20日
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内容紹介文

資本主義社会の原動力の一つは、競争原理である。優劣を競う原理は当然のように格差を生み出す。欧米の民主主義は、勝者の論理が正義であって弱者を救済する思想はそこにはない。あるのは競争原理とは無関係に存在する弱者への施し、いわゆる慈善である。格差を社会政策的に是正する平等思想は、社会変革をとおして実現されるが、ソ連邦・東欧の崩壊は、人びとは平等より自由(競争原理)を希求した結果だと理解される。グローバリゼーション(アメリカンスタンダード)こそが世界の価値基準であるとする帝国的ゲバルトに対する反動が9.11に象徴される事件を勃発させ、イスラム圏は未だに混沌の渦中に置かれたままである。アメリカ・イギリス・イスラエルと同盟関係にある日本は小泉→安倍政権によってその中枢の一旦を担っている。この困難な時代情況を切り拓くために、情況の根源的認識をとおして変革への希望をかたりかける。

目次

アジア歴史認識の対立をめぐって◎上杉聡/日本では高齢から「借りもの人生」――障害者「自立支援法」とやらに想う◎牧口一二/戦後六〇年目の米軍基地問題と沖縄戦体験の軌跡――オキナワから見える傾眠状態の日本の姿◎石原昌家/平和の武器は学習である◎謝花悦子/いつまで続く、ぬかるみぞ――基地反対運動の現状と名護市議選◎浦島悦子/米軍出撃基地の殺人的爆音地獄の現場から――「傾眠状態」に陥っている日本国◎石原昌家/傷つけられやすい人には、どのように問うべきか――名張ぶどう酒事件の公判供述分析から◎脇中洋/安楽死・尊厳死の差別性◎八木晃介/日仏における福祉観の比較・検討◎林信明/居住の権利はいま――日本とフィリピンの比較から◎小田川華子

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