• 歴史民俗学研究会
  • 価格 1995円
  • 判型:A5判、216ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0450-8
  • ISBN 4-8265-0450-0
  • 初版発行年月 2006年08月
  • 発売日 2006年08月30日
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内容紹介文

21世紀のこの時代になぜ、陰陽師安倍晴明がもてはやされるようになったのか? 安倍晴明が生存した時代(901(?)?1005年)は、魑魅魍魎が跋扈し、流行り病いにかかれば命を失うか、病魔を抱えて生涯苦悶する以外になく、いわば死と病いは日常と隣り合わせであった。縋れるモノは藁でも縋る貪欲な生への渇望は、人間の運不運を支配する天界への加持祈祷や様々な呪術と差別の構造を生み出した。土御門家に支配された被差別民衆史のなかの陰陽師の末裔を辿りつつ、未だに生き続ける陰陽五行の占いや暦、風水思想を多面的に解読する。

目次

陰陽師の末裔たち――特集にあたって  小林義孝
安倍晴明生誕伝承の背景●「しのだづま」と泉州信太陰陽師 信太伝承研究会  歴史民俗学研究会
暦と陰陽師●舞暦と信太陰陽師藤村家  藤村義彰
民俗学者のみた信太陰陽師●小谷方明の世界【その一】小谷方明  小谷方明研究会
「舞大夫」としての信太陰陽師  林 耕二
[コラム]「信太妻」と舞大夫の接点●曲舞から説経節・浄瑠璃への可能性  林 耕二
被差別民衆史の中の陰陽師  [語り手]吉田栄治郎
中近世都市・堺と陰陽道  森村健一
東アジアの狐の伝承  二宮一郎
近世民間陰陽師のイメージとルーツ雑考●近年発見した古文書より  森 秀樹
常総の地に息づく安倍晴明の伝承  田村 勇
[コラム]菊池山哉が捉えた陰陽師  礫川全次
[コラム]サブカルチャーの中で語られる現代陰陽師  道岡義経
[コラム]「芸人」の行方●書評 ?小沢昭一著『私のための芸能野史』  横田 明
出産と陰陽五行●胞衣埋納儀礼の象徴性と理論構造  井上伸一
[コラム]七夕伝説と陰陽五行●鴻池家の七夕道具の紹介をかねて  森本若葉
[コラム]不可思議な四文字〈さむはら〉  加藤良治
[コラム]安倍晴明と役小角●伊豆にみる役小角伝説  桜井祥行
[コラム]衣食足りて「不思議大好き」を知る●神秘・呪術ブームと高度成長期  尾崎光弘
[詩]黒対青  吉沢孝史
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