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「君が代」の履歴書

  • 川口和也
  • 価格 1890円
  • 判型:四六判、192ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0425-6
  • ISBN 4-8265-0425-X
  • 初版発行年月 2005年07月
  • 発売日 2005年07月28日
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内容紹介文

君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで
 誰もがしっている日本の「国歌」「君が代」。しかし教科書にもない歌詞の意味を正しく知って歌う人はどれほどいるのだろうか。
 ふるくから慶び/喜びの歌、悲しみの歌、性愛の歌として庶民から武士・貴族に至るまで愛されてきた「君が代」。
明治<近代>以降、尊皇攘夷思想によって変節され、国家によって強制された「君が代」。
 「予防訴訟」の一員である著者が賀歌、挽歌、そして恋歌という貴族から庶民にまで親しまれてきた「君が代」の歴史的変遷をたどり、明治維新の混乱から成立した「国歌・君が代」解釈の異常性を暴く。
「君が代」の歌い方が変わる一冊!

目次

はじめに

第1章 「君が代」の誕生 
1 『古今和歌集』の「君が代」/2 『和漢朗詠集』の「君が代」/3 「君=天皇」説は学問的な根拠がない/4 「題知らず 読み人知らず」の意味/5 古代九州王朝の賀歌という説/6 「君が代」挽歌説/7 「さざれ石伝説」と実物展示 

第2章 「君が代」の発展 
1 末法の時代と「君が代」/2 『梁塵秘抄』と「君が代」/3 不老不死思想と「君が代」/4 静御前と「君が代」/5 薩摩琵琶「蓬莱山」と「君が代」/6 渋木八幡宮の「君が代踊り」/7 寺院庭園と「君が代」 

第3章 封印された「君が代」 
1 『曽我物語』の二つの「君が代」―その表と裏の意味/2 色恋の歌・『隆達小歌集』の「君が代」/3 「ほともあかねば」を考える 

第4章 古代信仰と「君が代」 
1 生きている石/2 陰陽石信仰/3 石棒と注連縄/4 「記紀神話」と大岩信仰/5 神武皇后と金属精錬の女神/6 裸族の伝統 

第5章 江戸時代の「君が代」 
1 庶民の歌「君が代」/2 俳諧と「君が代」/3 将軍家の「君が代」/4 幕末の「君が代」/5 「君が代=天皇の御代」への序章 

第6章 廃曲になった式歌「君が代」 
1 どさくさで選ばれた「君が代」/2 フェントンの「君が代」 

第7章 現行「君が代」の誕生 
1 新「君が代」への経過/2 第二の「君が代」の評判/3 軍用ラッパ譜「陣営」と「君が代」 

第8章 文部省と「君が代」
1 保育唱歌「サザレイシ」と小学唱歌「君が代」/2 文部省の新国歌創作事業/3 文部省の方針転換と「君が代」/4 「君が代」は何番まであったのか/5 それでも残る「国歌」必要論/6 戦前の国歌「君が代」とその迷走 
 
第9章 天皇を中心とする神の国 
1 靖国の思想/2 オカルトの帝国/3 大量生産された神々/4 仏教弾圧/5 捨てられた慈悲の心/6 学校儀式と授業/7 小泉内閣と神道政治連盟 

あとがき

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