• 歴史民俗学研究会
  • 価格 2100円
  • 判型:A5判、240ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0417-1
  • ISBN 4-8265-0417-9
  • 初版発行年月 2005年07月
  • 発売日 2005年07月13日
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内容紹介文

「路地」とは表通りから入った家と家の間に挟まれた小さい道のこと。「路地裏」とは「路地の中」という意味だ。かつて路地には住居が面し、家族は路地裏で隣近所という小さな世間と接し、その先は表通りという大きな世間に繋がっていた。老いも若きも路地裏を通じて社会と交流していたのである。そんな「境界としての路地裏」を発想の拠り所として昭和三○年代を思い起こしてみると、そこには時代を知るための豊かな手がかりがあった。
 芹沢俊介氏が幼少の想い出を通して昭和三○年代を解読する巻頭インタビューほか、高度成長期、ダム、エネルギー、移民、鍛冶屋、駄菓子、赤線、スバル360、産業デザイン、たけしのぬりえ、死語、身の上相談、橋上市場、漁村民俗など、昭和三○年代の「場所」と「人」を縦横無尽に行き来しつつ、今日の礎となったあの時代の意味を探る「あなたも知らない昭和三○年代」!

目次

目次

「昭和三○年代」を解読する?芹沢俊介氏インタビュー(インタビュアー尾崎光弘+向井吉人+礫川全次)
高度成長期を考える1 風景観を改める 尾崎光弘
釜石橋上市場興亡秘話 田村勇
ダムの村は、先に「都会」になった 森山睦雄
道は遊び場だった?昭和三○年代をふりかえって 加藤良治
映画に見る“昭和三○年代”1 成瀬映画と「昭和三○年代」 青木茂雄
戦後移民―農を志す 徳永忠雄
身の上相談で読む高度成長期1 尾崎光弘
高度成長期?光と影 渡邉靖
駄菓子屋の行方?東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎の報告 道岡義経
追想の中の学校風景 向井吉人
昭和30年代のエネルギー事情 平山修
わが町の鍛冶屋 水沼一
高度成長期を考える2 記憶の回復ということ 尾崎光弘
路地裏の風景 品川宿の末裔 鈴木禮子
「福を生むまち」の赤線案内 野崎和広
水戸・東京・アメリカ?“進歩”があこがれであった頃 青木茂雄
横浜に海があった頃?横浜市金沢区の高度成長期 伊澤裕一
いつの間にかなくなった我が家の防空壕 飯田幸代
高度成長期を考える3 第三空間の変容 尾崎光弘
親父が乗っていた仕事のための車「てんとう虫・スバル360」 川辺一弘
伊豆と昭和三○年代?「狩野川台風」が与えた影響 桜井祥行
ベールを脱いだもう一人のぬりえ作家?蘇る「たけしのぬりえ」―その郷愁と醍醐味 木村まき
昭和30年代施設/ホームページガイド
姿を消した木造船?漁村民俗の変容 田村勇
死語にみる昭和30年代 礫川全次
身の上相談で読む高度成長期2 尾崎光弘
映画に見る“昭和三○年代”2 小津安二郎の「昭和三○年代」 青木茂雄
食卓の昭和30年代 マヨネーズ・カレールウ・チキンラーメン 向井吉人
三角寛の著作活動とセブリサンカの動向?カリスマ三角と游動職能者たちの戦後 飯尾恭之
工業デザインの誕生?KAKデザイングループと昭和三○年代 臼井新太郎
物流博物館と昭和30年代 川原広子
詩 さかさま真逆 吉沢孝史
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