• 広田 伊蘇夫
  • 価格 4515円
  • 判型:A5判、448ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0403-4
  • ISBN 4-8265-0403-9
  • 初版発行年月 2004年07月
  • 発売日 2004年07月25日
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内容紹介文

 [精神病者監護法]制定(1900年)以来、百年の年月が流れ去った。この間、多くの精神医療改革が行われたものの、視圏を国際社会に拡大すれば、日本における精神病者の処遇と人権保護の実態は依然として「人権後進国」と見ざるを得まい。国際的にも類をみない33万人の「心病む人々」は、人的援助も乏しく、生活圏域を離れて位置する精神病院にあって無為の生活を余儀なくさせられている。
 精神病者に関わる政策スローガンは「精神病院から社会復帰施設へ」、ついで「社会復帰施設から社会生活へ」と移行しているものの、実現への道は遙か遠くに霞んでいる。また精神病院内での不祥事件はなお絶えることもない。
 人類の英知が求めつづけた自由・平等・人権擁護の思想は、日本の精神病者にとっては無縁のものにすぎないのであろうか。
 現状からの超克を求め、変遷を重ねた日本の精神保健・医療・福祉関連の立法史を克明に跡づけた関係者必読文献。

目次

序文

第1章 ‐ ?1900年
精神病者監護法前史

第2章 - 1900年
精神病者監護法

第3章 ‐ 1911年
精神病院設置に関する建議案

第4章 - 1919年
精神病院法

第5章 - 1950年
精神衛生法の制定
[1]法案作成時の医療関連情勢と法案提出の経緯/[2]法案提出の理由説明/[3]法制局参事の注釈的説明/[4]法案をめぐる質疑・答弁/[5]法施行通知(1950年6月;厚生省発118号)と関連解説/[6]小括

第6章 - 1965年
精神衛生法改正
[1]前史/[2]ライシャワー事件とその波紋/[3]精神衛生審議会での討議/[4]小括

第7章 - 1987年
精神保健法
[1]前文/[2]精神衛生法体制への問題指摘と行政対応/[3]国際機構の諸規約・勧告・宣言等/[4]日本の精神医療に関する国連人権小委員会での論議等/[5]宇都宮病院スキャンダルへの国内諸団体の反応/[6]NGO合同ミッションの来日/[7]精神保健法案の策定経過/[8]改正法案提出と政府答弁/[9]1987年改正法に関するコメント

第8章 - 1993年
精神保健法一部改正
[1]前文/[2]精神保健法一部改正前の諸意見の概要/[3]障害者対策に関する新長期計画/[4]精神病者の保護及び精神保健ケアの改善原則(国連原則)等/[5]国内関連諸団体の意見/[6]一部改正案の国会上程・質疑答弁等

第9章 - 1995年
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
[1]前史/[2]精神保健福祉法に関する諸意見/[3]法律案提出の理由説明(抄)と質疑・応答/[4]小括

第10章 - 1999年
精神保健福祉法の一部改正
[1]前文/[2]改正に関わる計画・報告書等/[3]精神保健福祉法・一部改正法の成立過程/[4]小括と私見

終章

資料編

文献

精神保健医療福祉の年表 年代と精神保健関連事項

おわりに

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