TOP 歴史のなかの闇を探る地域史と民俗 祇園祭の大いなる秘密

祇園祭の大いなる秘密

  • 久慈 力
  • 価格 1890円
  • 判型:四六判、208ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0386-0
  • ISBN 4-8265-0386-5
  • 初版発行年月 2004年01月
  • 発売日 2004年01月28日
書籍の購入
セブン&アイ ビーケーワン 紀伊国屋BookWeb

内容紹介文

 日本三大祭りのひとつ、祇園祭と古代イスラエルの祭を徹底比較する前代未聞の書。最も日本的と考えられている祇園祭と、最も非日本的と考えられている古代イスラエルの祭りがなぜ、比較できるのか? 距離的にみても、7000キロメートル以上も離れ、成立年代も千年以上離れている両者が、なぜ結びつくのか? しかし、百年単位、千年単位で、メソポタミアの地から、陸や海のシルクロードを通って、メソポタミアのやシルクロードの文化と宗教を巧妙にデフォルメした形で、日本に持ち込んだ勢力が存在するのである。それはアジアに進出したイスラエル人=秦氏である。古代イスラエルの民がシルクロードにおいて東洋的ユダヤ人=秦氏に変容し、シオン祭を祇園精舎大祭、祇園祭へと変容させながら日本の祭祀文化として醸成し、京都で開花させたのである。それらを歴史・宗教・文化の多方面からの展開で説明、証明する、目からウロコの1冊!

目次

はじめに 「祇園祭は〈王のシオン祭〉の日本的展開である」

祇園祭の歴史的、社会的分析の必要性/「祇園祭は古代イスラエルの総合祭である」

●第1章 祇園祭とシオン祭の謎

祇園祭は「日本を代表する世界の祭」/ささやかれていた祇園祭とシオン祭の類似性/祇園祭は疫病退散の祭としてはじまったが/「王のシオン祭」から仮庵祭へ/祇園とシオンとは同根か/仮庵祭がなぜ、祇園祭と関係あるのか/祇園祭と過越祭の密接な関係

●第2章 祇園神事とシオン神事の謎

仮庵祭は「イスラエルの三大祭」、祇園祭は「日本の三大祭」/イスラエルの新年祭も約一カ月の間続く/祇園祭の日程はイスラエルの新年祭にほぼ同じ/神幸祭と仮庵祭の共通点/還幸祭とホシャナ・ラバの類似点/神事済奉告祭とシュミニ・アツェレットの類似点/祇園祭の前祭はイスラエルのハヌカ(光の祭)に似ている/茅の輪くぐりはどこから来たか/祇園祭とシオン祭の驚くべき共通点

●第3章 八坂神社とイスラエル神殿の謎

八坂神社の神は新羅経由の神か/御神輿の起源は「契約の箱」にある/「契約の箱」はこうして生まれた/「契約の箱」は征服戦の先頭に立つ/「契約の箱」は王国の滅亡によって、どこへいったか/八坂神社の護符はイスラエルのメズサからきている/榊・玉串・御幣はどのような意味を持っているのか/榊とヒソプは同じ役割を果たす/灯明とメノーラ(燭台)の謎/注連繩と測り縄の意味/ちまきと「種なしパン」の

●第4章 祇園祭と祇園精舎大祭の謎

南海シルクロードを支配したソロモンのタルシシ船/タルシシ船の植民地であったコーサラ国/シオン祭は王国の分裂、滅亡後、ペルシャに伝わった/ペルシャの支配が北西インドにも及んだ/東西文明の融合と仏教の盛衰/シルクロードの宗教混淆から生まれた祇園信仰/祇園精舎とシオンの関係/祇園精舎の大祭が法道仙人によって日本にもたらされた/法道は新羅経由で祇園信仰をもたらした?/法道は神仏混淆の権化である

●第5章 山鉾と仮庵の謎

山鉾は仮庵と神殿を象徴している/八坂神社遥拝とイスラエル神殿巡礼は類似している/御神輿の行進も戦闘のための行軍である/祇園祭でも仮庵祭でも女性が排除される/「母に依存する必要のない」稚児が参加する/棒振り踊りはアロンの杖を表している?/くじ取り式とくじの役割/仮装祭(プリム)と人形・仮面の意味/祇園祭における船と荷車の意味/園祭と「ノアの箱舟」の謎/「手洗井戸開き」と「水汲み場の歓喜」の謎/イスラエルの祭司と山伏の装束は似ている

●第6章 懸装品とタペストリーの謎

祇園祭の織物とイスラエルの織物の比較/祇園の染織とイスラエルの染織の比較/祇園の絹とイスラエルの絹の比較/祇園の絵画・彫刻とイスラエルの絵画・彫刻の比較/懸装品に描かれる四霊獣は中国起源だが/竜神と竜王は皇帝と天皇の象徴になった/獅子はエジプト起源のライオンがモデル/三足烏を太陽の使者として尊重する日本の神社

●第7章 祇園祭の象徴とユダヤ教の象徴の謎

祇園守紋には聖書が隠されている/祇園守紋には十字架も隠されている/秦氏と関係の深い地方公共団体とイスラエルの紋章の謎/天皇家の菊花紋のルーツはメソポタミアの太陽紋か/日本の「三種の神器」とイスラエルの「三種の神器」/御神輿の鳳凰は「契約の箱」のケルビムのことだ/なぜ、これほどまでに房にこだわるのか/なぜ、赤色と白色を尊重するのか

●第8章 桓武天皇とソロモン王の謎

古代イスラエル王国はどのようにして建国されたのか/大和朝廷はどのようにして建国されたのか/桓武王朝とイスラエル王朝の類似点/疫病と怨霊に悩まされる桓武天皇/イスラエル王国のエブス征服と大和朝廷のエミシ征服/平安京の名前はエルサレム(平和の場所)の名前と同根

●第9章 祇園祭とシルクロードの謎

祇園祭になぜ、ヨーロッパの懸装品が多いのか/祇園祭になぜ、『旧約聖書』物語が出てくるのか/ペルシャ系渡来人が日本文化に与えた影響/ホータン王国と弓月王国は、秦氏の中継点/スキタイ文化は騎馬民族とともに日本にも上陸した/中国の徐福伝説は秦氏の日本への植民活動/朝鮮半島の「三韓征伐」は天皇家の出所を隠蔽する

●第10章 祇園祭と諸宗教の謎

祇園祭は諸宗教のルツボ/日本的な神々も実は渡来系/シルクロード宗教の混淆物/祇園祭に隠されたユダヤ教、キリスト教、景教/牛頭天王とスサノオの類似点/牛頭天王伝説はスサノオに習合された/モーセをモデルにした(?)スサノオ神話/観音信仰を日本に持ち込んだのは坂上一族か/八幡信仰を秦一族がねじ曲げた

●第11章 祇園祭と諸階層の謎

祇園祭と天皇家の深い関係/祇園祭と秦氏の深い関係/さまざまな職工を輩出した秦氏/祇園祭で秦氏商人の果たした役割/祇園祭になぜ、茶道家元がかかわっているのか/祇園祭は先住民系の奴隷を使役した

●第12章 祇園祭と御神輿の伝播の謎

秦氏の植民と祇園祭の伝播/秦氏系商人も八坂神社、祇園祭を全国に伝播させる/九州では福岡県と大分県が祇園系祭の盛んな所/中国四国では、島根県、広島県が祇園系祭の盛んな所/近畿では大阪府、兵庫県が祇園系祭の盛んな所/中部甲信越では愛知県、長野県が祇園系祭の盛んな所/関東では東京都、埼玉県が祇園系祭の盛んな所/東北北海道では青森県、岩手県が祇園系祭の残る所

●第13章 祇園囃子とイスラエル音楽の謎

祇園祭の楽器とイスラエルの楽器の類似点/イスラエルの楽隊の消滅と日本の雅楽の復活/琴を弾いて出世したダビデと秦酒公/祇園祭の伝統芸能とイスラエルの歌舞音曲の類似点/山鉾のテーマになっている能、謡曲のルーツは何か/大和朝廷による先住民征服をテーマにした芸能/日本のお囃子はヘブライ語の賛歌?/祇園祭のヘブライ語の囃子と神への賛歌

●第14章 秦氏の金属加工とイスラエルの金属加工の謎

イスラエルにおけるの金属の生産と輸入/イスラエルにおける金は富と権力の象徴/ヒッタイトの製鉄技術が日本列島にも上陸/桓武王朝の「蝦夷征伐」は鉄と金の獲得が目的/イスラエルの金属加工と秦氏の金属加工/イスラエルの宝石と日本の宝石

●第15章 祇園祭の動植物とイスラエルの動植物の謎

イスラエルの食物生態系と日本の食物生態系の比較/羊とやぎはイスラエルで最も重要な家畜/イスラエルの鳥と日本の鳥の比較/「ノアの箱舟」に出てくる烏と鳩/イスラエルの穀物と日本の穀物の比較/仮庵祭での使われる四つの植物/イスラエルの代表的植物としてのなつめやしとオリーブ/イスラエルの代表的果実としてのぶどうとざくろ/イスラエルの建築材と日本の建築材の比較

●おわりに 祇園祭は秦氏の一大宣伝・布教活動


●シオン祭、祇園舎大祭、祇園祭関連年表

関連書籍