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文化生態学の世界

  • 西山 賢一
  • 価格 2100円
  • 判型:四六判、、上製
  • ISBN 978-4-8265-0357-0
  • ISBN 4-8265-0357-1
  • 初版発行年月 2002年10月
  • 発売日 2002年10月10日
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内容紹介文

人間存在の根源が崩壊の危機に瀕している時代状況のなかで、私たちの生命体が生まれた宇宙の進化の過程やその後の人間社会の有り様を、あらゆる学的体系を統合して解読しなければ持続可能な発展は不可能である。
生命体の進化の過程は遺伝子の利己主義と複製能力の論理で捉えることが出来るし、生命史の中から生まれた人類史はミーム=表象の疫学として捉えることができる。
ところがヒトは他の生物と違って遺伝子の不平等を虚構の世界をとおして平等であるかのように複雑な社会を生み出し、遺伝子の論理からはみ出してしまった。
文化生態学はあらゆる学的体系を統合して35億年の生命史を解読し、生命系の再帰性(生存系はより大きな生存系の中でしか存続できず、生存系はそのもとにより小さな生存系を含んでいる)と創発性(生命系の進化の過程で生命系がこれまでにない新たな性質を生みだし続ける)を基礎にして、持続可能な発展の可能性を追求するためのものである。
「文化生態学叢書」全6巻、いよいよ刊行開始!

目次

シリーズを始めるにあたって
はじめに

●第1部 われわれとは何か

◎第1章 日常生活の再生産―生存の論理
よく生きてよく死ぬこと/ニッチの論理/主語の論理/共生の論理/述語の論理
◎第2章 相互交通と色気―関係の論理
個的かつ類的な存在/媒介項としての規則と分業/分業と多様性の論理/規則とつきあい方の論理/色気を求めて
◎第3章 自己実現と美学―表現の論理
表現しつづける存在/媒介項としての人工物/活動の論理/学習の論理/美学を求めて

●第2部 われわれはどこから来たのか

◎第4章 人類史―再生産を支える論理
物質から生命へ/遺伝子の論理/ミームの論理/感染する表象
◎第5章 共同体の原風景―家と村の論理
環境収容力の展開/地域循環システム/家と村の論理/民俗社会の論理
◎第6章 資本主義―商品の論理
貨幣経済への移行/資本の論理/技術が支える経済/日常の仮想現実化

●第3部 われわれはどこへ行くのか

◎第7章 複雑系の時代へ
システムという見方/胚細胞モデル/不確定性の原理/不可逆性の原理
◎第8章 表象の時代へ
仕事の技術化/言葉の戦場/言語を生み出す装置/メタ表象能力
◎第9章 持続可能な発展を目指して
新しい資本論/新しい共同体/生命系社会

引用文献

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