ジェンダーの罠

  • 諸橋 泰樹
  • 価格 1890円
  • 判型:四六判、184ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0322-8
  • ISBN 4-8265-0322-9
  • 初版発行年月 2001年01月
  • 発売日 2001年01月25日
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内容紹介文

「女性週刊誌5誌に掲載されている<痩せたい広告>は、総ページ量の15.2パーセント………」、「レディコミのヒロインの性格タイプNo.1は<一途・けなげ・頑張り屋・面倒見がよい>………」、「『non・no』95年6月20日号では、美容関係の記事の割合が43.5パーセント………」。
気鋭の社会学者の著者が、レディスコミックからジェンダー表現ガイドラインまで、女と男の性差から生じる、世紀をまたぐ相互干渉の課題を縦横無尽に論じます。
我々のとらわれたジェンダー意識を再確認し、無理なくジェンダーフリーを生きるための1冊。「メディアリテラシー」という言葉を知らないあなたに。

目次

プロローグ ジェンダーの罠

Trap1 メディアが描くジェンダー

1 メディアが描く女性と男性
2 レディスコミックの「刺激」と「予定調和」
3 女性雑誌の「痩せたい広告」の現在
4 性役割の固定化を助長する女性雑誌とマンガ表現の新しい動き
5 ジェンダーからみたら多様な雑誌も類似的

Trap2 ジェンダーとメディアリテラシー

1 メディア批判の台頭と「女性とメディア」問題
2 取り組みが始まった公的表現ガイドラインのゆくえ
3 受け身からジェンダー・クリティカルなオーディエンスへ
4 求められているジェンダー視点によるメディアリテラシー
5 Q&A・メディアは一体何を伝えているのか
6 マスコミ業界の二重構造と女性の二重構造
7 講演/マス・メディアと女性の人権

Trap3 とらわれのジェンダー意識

1 ジェンダー社会と自分の意識が問われている
2 八〇年代女性学用語
3 カウンター・カルチャーとしての「女性文化」は根づいたか
4 シンポジウム発言/男はどう変わりたいのか
5 「フェミ男」の登場と問われる男性のこれから
6 女性誌化する男性雑誌
7 カナダにみる多文化主義に根ざす女性政策
8 北京会議NGOワークショップに参加して

Trap4 フェミニズム図書を読むと

1 女性の多様なライフスタイルへの実用書ならざる実用書
  ◎福島瑞穂著『結婚と家族』
2 「メディアと女性」研究の一冊として
  ◎自著『雑誌文化の中の女性学』
3 性差別表現変革の一歩として
  ◎上野千鶴子+メディアの中の性差別を考える会
  『きっと変えられる 性差別語』
4 フェミニズムによる言語研究書一〇冊

あとがき

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