東国の歴史と史跡

  • 菊池 山哉
  • 価格 8925円
  • 判型:A5判、880ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0313-6
  • ISBN 4-8265-0313-X
  • 初版発行年月 2000年09月
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内容紹介文

山哉の生まれ故郷・武蔵府中の郷土研究を手がかりに、武蔵六所明神、高幡不動堂、平氏・立川氏・北条氏・上杉氏、関所、田遊び、おしら神(白山信仰の祭神)の研究など、平安・鎌倉期から江戸期にいたる歴史と史跡を現地踏査と膨大な資料の緻密な分析をとおして東国の歴史秘録を跡付ける。研究者必読文献
*解説=田中紀子。

目次

第一章・武蔵の六所明神/武蔵の総社、六所明神の起源、武蔵の六所明神 
第二章・武蔵国衛の所在地/従来の推定説、遺物の出土地の考察、古墳の分布、古街道の考察、古社寺との関係、条坊制、地名からの推測、秀郷の館址
第三章・下総国府/砂丘、真間の入江、国府の条里、国府八幡宮、市川、六所神社、古海道と真間の継橋、むすび
第四章・多摩川古流跡/下丸子村は中世橘樹郡のこと、多摩川流心の変動、上丸子について、丸子の地名、渡船場の移動、新田義興遭難の地について、多摩郡矢口村否定説
第五章・南多摩の史跡/鎌倉古道、奈良朝から中世までの甲州街道、多摩村関戸霞の関、由比の牧場
第六章・分売河原の古戦場/「式内」小野神社と「和名抄」、小野郷、古玉川の流跡、小野郷内住民の菩提寺、玉川洪水のはじまり、玉川流路移動の年代について、分倍河原の合戦
第七章・金井原合戦考/金井原の研究、金井原の合戦、太平記記載石浜場は多麻の牛浜にあらず
第八章・高幡不動堂の研究/高幡の研究、多西郡得常郷の地頭、不動堂に関して、要約
第九章・高幡不動堂の大檀那平氏/序言、江戸学者の研究、最近学者の研究、以上諸説に対する管見、大中臣氏女、左衛門尉頼綱の繁栄、霜白騒動、平氏の没落、平氏と長崎氏、長崎氏父子三代、長崎系図の不信、長崎氏と長崎村、長崎氏の所見、長崎氏と関氏、残存平氏一族、平氏出自に関する憶測
第十章・立川氏の研究/立川の胎動、立河氏の発祥、立河氏の出自、立河氏の衰運、立河氏の館址、吉野朝時代の立河氏、戦国時代の立河氏、天文年間の平氏、天正頃の立河氏、立川の元村、満願寺と芝崎衆、結論
第十一章・沈み行く東京/地盤沈下発見の動機、量水塔の沈下、大震災後の復興工事と地盤沈下、「沈みゆく東京」の出版、堅盤層は沈下しない、工場に関係のない沈下、昔も沈下した実例、不同沈下の実例、地下水汲上と地盤沈下、地史から見た地盤沈下
第十二章・五百年前の東京/東京の地勢、二つの島、入江と池沼、江戸城下村、特殊な村落、王朝時代の東海道と東山道、江戸氏と太田氏、五百年前の江戸城、入国当時の江戸城と城下、結論
第十三章・登呂遺跡の再検討/緒言、登呂の沈下、登呂退去の原因、登呂水田の大施設、駿府の条里と登呂水田遺構、登呂出土品に対する諸問題
第十四章・関所/箱根の関所、箱根湯本の関、足柄の関、小山田の関、東光寺の関、関戸の関
第十五章・田遊び/緒言、武州観見村の田遊び、徳丸の田遊び、赤塚の田遊び、田遊び内容の研究、三村田遊び内容の比較、田遊びに対する学者の見解、三州田峯観音の田楽、田遊びは氏神の祭典ではない、御田植祭と御田祭
第十六章・おしら神/おしら神、結論
解説・「菊池山哉著『東国の歴史と史跡』をとおして見えてきたもの」(田中紀子)

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