TOP 古代史の謎に迫る 幻想の多元的古代

幻想の多元的古代

  • 原田 実
  • 価格 2940円
  • 判型:四六判、384ページ、並製
  • ISBN 978-4-8265-0295-5
  • ISBN 4-8265-0295-8
  • 初版発行年月 2000年02月
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内容紹介文

虚構の歴史観に挑む原田実の古代学論集「幻想シリーズ」、待望の第5弾。古田古代史学を批判的に検証しつつ、新たな多元的古代学の方法をとおして、万世一系イデオロギーの虚妄を超克する。

目次

1.「多元」と「王朝」?古田史学の内面的総合的理解への一試行 「多元的」は六〇年代の語彙/「多元的古代」の内容の変化/「王朝」の定義/「王朝」を示すものは文献史料のみ/大和朝廷への忌避/矛盾する規範/「関東王朝」という揺らぎ 2.六世紀の新羅来寇伝承について 『二中歴』の新羅来寇伝承/『八幡愚童訓』/『日本年代記』/『豫章記』/河野氏は渡来系か/元寇と河野氏の始祖伝承/結論 3.二つの日向国?景行記・九州遠征記事AtoZ 富木隆の掲げる六つの特徴/鈴木武樹が掲げる三つの疑問/古田武彦が掲げる七つの謎/ 坂田隆の掲げる三つの不審点/その他の疑問/九州王朝からの盗用!?/景行は九州の天皇か/坂田隆説の弱点/浮羽―日向間には飛躍も断絶もない/抹殺された旧日向国 4.万世一系イデオロギーの中国的受容?『旧唐書』と『新唐書』の間 『旧唐書』と『新唐書』/『宋史』の証言/東方神仙境思想/東方君子国思想/追記 5.記紀歌謡の伝承に関する一考察?段階的変質について 従来の記紀歌謡研究の大勢/『古事記』倭建の歌に関する疑問/神武記に見られる宮廷歌謡の濫觴/宮廷歌謡と民間の歌が未文化の時代/河内王朝における宮廷文化の形成/饗宴の儀礼化―雄略天ールは守らせる物、守る物に非ず/差別化を図る/間違いを指摘されても動じない/情緒に訴えて思考を麻痺させる/ネーミングに力を入れる/引用は自説に都合が良い所に絞る/水掛け論に持ち込む/相手の文脈を捩じ曲げて奇説にしたてる/無いものを有るように言い張る/権威を装う/統計・数字でごまかす/自説の矛盾は先人に押しつける/被害者を装う/詭弁を隠すなら長大な文章の中/人前では腰を低くする/マスコミは徹底的に利用する/悪口は相手がいないのを確かめて/力づくになったら相手の弱点を読む/だますならまず外国人 あとがきにかえて

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