• 礫川 全次, 田村 勇, 畠山 篤
  • 価格 2625円
  • 判型:A5判、256ページ、上製
  • ISBN 978-4-8265-0160-6
  • ISBN 4-8265-0160-9
  • 初版発行年月 1993年06月
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内容紹介文

漱石の家に押し入った泥棒が大便を残していった。実は、古来より犯罪の心象風景には伝承的要素が錯綜している。明治・大正・昭和期の犯罪の背後に潜む民族事象を克明に調べ、闇の文化史の深層を探る。

目次

第1部 犯罪の民俗/第1章 脱糞論/漱石の窃盗被害/窃盗と脱糞/犯罪心理学からみた脱糞/「脱糞」の原型/事例三件/脱糞についての私見/脱糞と民俗/第2章 掏摸論/蘇峰のスリ被害/スリの語源/スリの黄金時代/スリと警察の癒着/スリ社会の民俗/柏田盛文の金時計/スリ大検挙の真相/三万円事件/黄金時代の終焉/西郷隆盛の金時計/第3章 女装論/ピス健の女装姿/異性扮装看破法/長期的女装/永久的女装/歌舞伎と女装 /素人芝居と女装/その他の女装/女装の神事 /ピス健の強盗と殺人/ピス健の最期/〈女装補論〉/第4章 山窩論/サンカと山窩/犯罪集団としての「山窩」/雷神のお玉/漂泊民としての「サンカ」/山窩近代発生説/山窩への弾圧/山窩の犯罪手口の研究/福田蘭童剽窃事件/大山五郎とは誰か/第5章 人肉論/少年惨殺さる/野口男三郎事件/「臀肉切り」/予審決定書/奪われた肛門/スープを作る/一冊の漢籍/人体臓器にまつわる迷信/特効薬としての胎児/「別系統」の迷信/スープという方法/中国の割股/男三郎の最期/第2部 犯罪と民俗/第6章 「狐憑き」をめぐる犯罪/「憑きもの」降ろしの殺人/「憑きもの」憑きと狐使い/「憑きもの筋」とそ破壊法(『犯罪捜査技術論』)/10 迷信を原因とする犯罪(『犯罪捜査技術論』)/11 朝鮮に於ける特種の犯罪(『朝鮮公論』大正四年九月号)/12 疾病(『朝鮮の迷信と俗伝』より)/13 傍聴雑記(時事新報)/14 生首の黒焼(大阪朝日新聞)/15 生胆取の裁判(時事新報)/16 迷信撲滅の告示(島根県教育会)/17 鎮守の森の「祈りの釘」(『検事物語』より)/18 情死考(『変態風俗の研究』より)

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