
- 塩見 鮮一郎
- 価格 1733円
- 判型:A5判、160ページ、並製
- ISBN 978-4-8265-0138-5
- ISBN 4-8265-0138-2
- 初版発行年月 1992年06月
内容紹介文
川は人と物の動く道だが、河原には瓦師や壺師、放下師や長吏もいる。城と川の地図の中に聖なるものと賤なるものを象徴させつつ、中・近世の江戸史の実像に迫る。地図表現の原点を明らかにする地図の文化史。
目次
はじめに 一例としての江戸/1章 水の地図 /1 始原の地図/2 水と地の境界/2章 館の地図/1 地図と権力/2 江戸の後背地 /3 ヒノクマ牧場/4 坂東圏構想の誕生/5 「江戸館」建設/6 江戸対鎌倉/3章 川の地図/1 平川/2 石神井川/3 摂津国の長吏/4 荒川、入間川、隅田川/5 利根川、渡良瀬川/6 四条河原/4章 城の地図/1 江戸氏衰退/2 太田江戸城/3 城と川/4 城の周辺/5 後北条の支城/付録 地図の恣意性―デマゴギーについて